企業理念とビジョン
マニュアル化すれば、すべてが解決するのか?というと・・・そうでもないのです。確かにマニュアルは絶対必要ですが、すべてをパーフェクトにフォローして管理できるわけではない。
すべてを動画マニュアル化できるか?というと、そういうわけにも・・・いかないのです。
とりあえず経営理念を作っておけば良いか?というと・・・これも、そうではないのです。
何の目的で、その組織があるのか?会社があるのか?
マーケット縮小時代の現在は働く目的、目標をしっかり持った方が良いわけです。
特に現在は個が強いから、何のために働くのか?想いをしっかり言葉にするために、なおさら理念が必要で、そのために「ビジョン○○」などのビデオが作られるわけです。
マニュアル動画、販促動画とは違うPRのための動画
これは、企業PRビデオの一環なのですが経営方針、理念を全社員に伝えるために動画を作ることになります。
数百人というスタッフがいて社長がすべての人に直接説明するのが難しいから動画を作る。社外にも企業理念を伝える。
これをやると、理念が浸透して業務の効率化が図れる。物事が思考しやすくなるし自分達は、どこに向かおうとしているのか?理解できるようになる。
経営理念が基準になり、判らない時は理念を基準に考える。経営理念は「お飾り」ではなくマニュアル同様、合理的なツールになるのです。
実際、想定外のことが起きて、この想定外の場合にどうするのか?マニュアルに載っていない、想定外のことが起きた時に、どう対応するか?
ここで、経営理念に沿った対応をしていく。ということなのです。
まず、経営理念に沿った対応をして解決した後にマニュアル化していく。こういう順番なのです。
経営理念に沿って考える。
思考を植えつけ経営理念を元に考える。動画マニュアルを作る。社長がいなくても判断できるようになる。そういう意味で、経営理念は合理的なものなのです。
ちなみに経営理念を作る時、顧客との接点の中で浮かんできた感情を言葉にすることをオススメします。
理念は、仕事を通して得た喜びを後世に伝えることでもあり浮かんでくる言葉が感情と結びつくと良いのです。
自分達でやろうと思っていることは、こんなに世の中のために結びついているのかと感情的に理解できると、その方向に進む。
こういう感情的なことが非常に重要なのです。この感情的な部分があって、理念がありマニュアルがあるのです。
IRは「信頼」と「正確さ」
弊社は、大手携帯会社の株主総会動画配信担当もしていますが、事業報告は、やはりビデオで説明しています。
事業報告は事前に「招集ご通知」という小冊子で株主に配布していますが、それだけではダメなのです。読まないのです。ちなみに内容は小冊子もビデオもほとんど同じです。(ビデオのほうが簡易版)
動画での事業報告だから見てもらえるのです。
そして、WEBで動画の展開。
- 企業側が情報を隠し通せなくなってきている。さらに情報操作ができない
- 一昔前だと、黙って見過ごされていたものが今はユーザーが黙っていない
これが、我々現場で業務を行っている者の正直な感想です。
WEBでの決算公告は、官報、日刊新聞紙と並んで、インターネットホームページへの掲載(電子公告)として会社法で認められている。
的確で有効な情報をどうやって提供するか?
IRビデオは、この部分で強烈な威力を発揮します。
今まで、株主総会・商品説明会(発表会)を簡単に放送することはできなかった。これは、コスト的にも露出媒体的にも無理だからです。
しかし、インターネット動画配信なら可能なのです。
放送局の都合を考えず、自社の「信頼」と「正確さ」をアピールできる。プレゼンテーションできる。この情報発信が重要です。
「信頼」が大切なのです。